
体育学学位プログラムのなかで培われた自らの基盤
東京都立府中けやきの森学園
奥平 龍之介 さん
体育・スポーツ学分野
体育・スポーツ哲学
修了後のキャリアについて
私は、学部では教育学を専攻しており、ゼミで体育哲学という領域に触れたことで、この領域でさらに学びを深めたいと思い体育学学位プログラムに進学しました。
大学院では、体育授業における子どもたちの身体的かかわりについて、哲学者シュミッツの雰囲気論を手掛かりに研究をしました。
ゼミや講義で様々なスポーツ経験を持つ学生と議論をしたり、難解な古典を分からないなりに読み続けたり、今思えば大学院での研究の経験が自らの基盤を作ってくれたように思えます。
現在は、特別支援学校の教員として勤務しておりますが、身体や雰囲気といった自らの研究テーマは、特別支援教育と密接に関わっています。
例えば、体育授業において運動のルールや指示を十分に理解できなくても、場の雰囲気を感知することで身体を動かし始める生徒がいます。
このような生徒の身体的な振る舞いは、数値に還元できないながらも、他の生徒とのかかわりを成立させていると感じます。
このように、理論と実践を往還させながら、今後も学び続ける教師を目指したいと思います。